M.H Material Handling社

M.H. Material Handling社のオーナーは、生産技術と、 生産性向上を目的としたツールの両方において、一貫し てイノベーションに注力してきました。この点で、アディ ティブ製造（AM）は両方の長所を併せ持っています。外部 サプライヤーでの試験実施を経て、エンジニアリング部 門が新たな生産機会を模索するためのテストをサポート するために、Mark Two™プリンターの導入を決定しま した。すぐに良い結果が得られ、従来の方法では製造が 不可能だった複雑な形状のパーツを製造できるようにな りました。また、より短時間でパーツを製造できることで、 ツールをより早く稼働させることが可能になるというメ リットもありました。 開発された数多くの応用例の中でも、特に注目すべきは、 動きの軸に沿った製品のねじりを容易にすることと、 送風機ノズルの製造の2つです。

ねじりは、包装された製品をベルトで特別に設計された チャネルに運び、90°または180°回転させて取り出すシ ステムです。3Dプリントが導入される前は、これらの 製品は、5軸ミルで固体プラスチック素材を加工するか、 カスタムフレームに設置した鋼鉄ロッドを曲げたり成形 したりすることで製造されていました。Markforged X7™ プ リ ン タ ー を 使 用 す る こ と で、M.H. Material Handling社は、ねじり機構を2つに分けてプリントするこ とができ、設計者は、顧客ごとのニーズに合わせた内部 シュートの設計変更を、非常に低い修正コストで実現で きます。M.H. Material Handling社では、X7を使用する ことで、従来の製造方法と比較して、時間と材料の両方 のコストを最大80%節約しています。

「Markforged®の3Dプリンターを使用すれば、連続ファ イバー強化と優れた表面仕上げにより、すぐに使用でき る製品を製造できます。また、卓越したデザインの柔軟 性とカスタマイズオプションも備えています。当社の 顧客が日々抱える産業上の課題を、より効果的に解決で きるようになりました」と、M.H.Material Handling社の オペレーションマネージャーであるFrancesco Gastroni氏 は述べています。

送 風 機 の ノ ズ ル は、 通 常 カ タ ロ グ か ら 入 手 し ま す。 Francesco Gastroni氏は、「特定の流量や圧力条件を必要 とする顧客が求める用途に適したサイズを見つけるのは、 多くの場合困難です」と説明します。「そこで、The Digital Forgeを使用して設計を最適化し、コンポーネン トの適応性を高め、工場の特定のニーズに完璧に適合す るよう設定しています。この場合、市販のコンポーネン トをその用途に合うようにカスタムメイドする必要がな いため、主に時間と設計の容易さの面でコスト削減が 実現します」